2005年 05月 27日
竹取物語~お花の先生の作品から…その1~ |
「自分を表現する手段としてお花を見つけた」とおっしゃる先生。メールで頂いた、作品についてのコメントの書き出しの言葉です。
使用花材はグロリオサとサンキライ、月は雲竜柳で作っています。月に黄色く見えるのはプリザーブドの黄色のバラです。
以前から「月」を何か形に出来ないかと思っていました。私にとって「月」特にシャープなラインの三日月は大好きな物の一つです。そして今回私の先生から「和」のイメージで展覧会を・・・と言われた時に、まず月を形にして・・・・・月・・・月・・・・月・・・・かぐや姫・・・・・竹取物語にしよう!!・・・・・・彼女の静かな熱い想いを作品に出きるかしら・・・・そんなこんなで作りました。なんせ私だけ一部屋いただいてしまって・・・・。
イメージを形にするというのはほんとに大変な作業ですが、あらゆる知識を引き出しから出してきて、いろんな方にもあれこれ聞いて・・・・・砂に金を吹く事に詰まっていた私。ヒントは※「テニスの王子様」の一言・・だったりね。
自分を、多少追い詰める事で表に出ていなかった力が出てくることもありますね。今回の作品作りは、そんな感じでした。
※「テニスの王子様」=お酒は飲まないけど私たちの飲み会には参加してくれて、毎度、高級車で送り迎えをしてくれてセレブな気分を味あわせてくれる同級生
「月」は、先生にとってとても大切なテーマのようです。お習字は雅号は「柳月」だそうです。
場所は、幕末から明治維新にかけて活躍したある人物の
「別邸」だそうです。
写真をお借りして、EPSON PM-A870でスキャンしました。コントラストを強めにして、竹や花
色調の補正は、一度「CMYK」にしてからフォトショのトーンカーブをいじくってます。カラーの環境設定は、墨をあまり入れないようにしています。「RGBだから墨は関係ないんじゃね?」と思わないでください。CMYKからRGBに変換するときに置き換える色で、墨の分量は(設定にもよるけど)影響あると思うので。
カラーが、すくすくと育ってます。お花の先生も「カラーは大好き」だそうです…清楚で凛とした雰囲気が漂うカラー…咲いてくれる日が楽しみです。あ、その前に、写真の腕をなんとかしないと…お気に入りのBlogさんたちの写真って、みんなきれいだし、なんていうか撮影のセンスがすごい良い!生活の瞬間を記録することだけに満足していただけだから、撮影のテクニックやセンスなんてぜ~んぜん無いし…
表現するっていうのはなかなか難しいことなんだ…
自分の考えや思っていることを言葉にするのはとても難しいことだし、それがそのまま伝わるかどうかというのは、受け取った相手の置かれている立場や心情とかがあって、もっと難しい問題だと思います。ちょっとした一言に感激したり、うれしくてはしゃいだり…逆に傷ついたり…まあね、45年も生きているとね、何度となく人の言葉に傷ついたことがありますって。逆に不用意に発した言葉が相手を傷つけてしまったこともあって、それに気付いた時は「なんであんなこと言っちゃったんだろう…」と自己嫌悪に陥る…人と接触しなければ、傷つくことも傷つけることもないんだろうな~と、人との付き合いが煩わしくなって半年くらいこもっていたこともある…でも、基本的には寂しがり屋の「かまって」ちゃんの私でも、シアワセなことにとても素敵な友達がたくさんいて、「飲もうよ~」と誘われたら、
左利き(「魚屋のおじさんは市会議員」のBlog記事より)の私は何をさておいても出掛けていくので、ひきこもっている暇はないんです。
by notitia
| 2005-05-27 22:52
| お花のある生活