2005年 05月 14日
第14回林忠彦賞 |
魚屋のおじさんのBlogより
第14回林忠彦賞
税金(年貢)は「@平方メートル」で課税されていたため、きちんと区画整理された田んぼと違って、山の斜面を利用した不ぞろいで小さく区切られた「棚田」での耕作は節税になるということと、そういう土地も利用して、むしろ山の斜面で日当たりがいいという自然をいかして作物を育ててきたという話を聞いたことがある。その代わり、機械化が進んでからも、その地形のせいで耕運機などを運び入れることができなくて、すべて人の手によって行われていたらしいです。
「日常という非日常」「愛着」…ドキドキするような言葉が目にはいってきます…
なぜかときめく私です。
第14回林忠彦賞
第14回林忠彦賞受賞記念写真展の開会式へ行きました。新潟在住のアマチュア写真家がずっと撮り続けてきた山古志村の四季折々の自然を、中越地震でいかに破壊されたか!という悲惨さを訴えるようなテーマで取り上げられていたのを見たことがあります。自然は美しいけれど、時には人の力ではどうしようもできない恐ろしい力をもって何もかもを破壊してしまいます。
林忠彦氏は周南市の出身の写真家で、あの教科書に載っていた太宰治の写真など数々の作品を残しています。
日本の原風景の棚田をはじめ、山古志村の日常、この上もなく美しく表現され、自然と人間の織り成す風景のみごとさ、作者の山古志村に対する愛着が遺憾なく発揮されていました。「棚田」って、なぜだかよくわからないけど、すごくなつかしい風景です。いや、本当はわかってる…子供の頃に父の実家(瀬戸内海にある小さな島です)に遊びに行ったときに見た風景、昇る朝日、沈む夕日…色が、鮮やかな色が、今でも目に浮かびます。
山古志村の一日、一年がこんなにも姿を変えて人を魅了していたのかと感じ「日常という非日常」という言葉を思い出しました。
税金(年貢)は「@平方メートル」で課税されていたため、きちんと区画整理された田んぼと違って、山の斜面を利用した不ぞろいで小さく区切られた「棚田」での耕作は節税になるということと、そういう土地も利用して、むしろ山の斜面で日当たりがいいという自然をいかして作物を育ててきたという話を聞いたことがある。その代わり、機械化が進んでからも、その地形のせいで耕運機などを運び入れることができなくて、すべて人の手によって行われていたらしいです。
「日常という非日常」「愛着」…ドキドキするような言葉が目にはいってきます…
なぜかときめく私です。
by notitia
| 2005-05-14 00:28
| 思うこと