2004年 06月 14日
ゆでたまご |
「ゆでたまご器」が壊れた。
スイッチをいれても動作しない、コードだけが熱を持つので、これはやばくてもう使えない。
結婚するときに母が持たせてくれた「ゆでたまご器」、12年目で壊れて、その後購入した二代目「ゆでたまご器」、壊れた…やはり10年使った。 母の親切というかおせっかいのせいで、私はこの年までなべでゆでたまごをゆでることができないまま。
もの心ついた時から家には「ゆでたまご器」があって、それはステンレス製のフタで、例えれば炊飯器の進化とともに、「ゆでたまご器」のデザインも変わったのではないかと思われる。
炊飯器でご飯を炊き、ゆでたまごは「ゆでたまご器」で作る…それが当然のようにして成長した。
そりゃあ、「ゆでたまご器」は決してゆでてはいないけど、でもそんなツッコミは思いつかなかった。たまごの個数や仕上がり加減に応じて適量の水をいれて、穴にたまごをたてて、加熱する。半熟ゆでたまごだって簡単にできる。スイッチが落ちたらすぐに取り出せばいいだけ。固ゆでにしたかったら、そのまましばらく置いておけばいい。
小学校の調理実習のときに、「なべでゆでたまごを作る」というのがあった。家に帰って「お母さん、ゆでたまごをなべでつくるんだって。どうして?なぜゆでたまご器で作らないの?」と聞いた。
結婚するときに他のいろんな道具と一緒に「ゆでたまご器」があるのを見つけた私は、「これが一番うれしいかも」と言った。母は子供の頃の私に「なぜ、なべでゆたまごを作れるのか」と聞かれて、あの時は返事に困ったと言って笑っていた。新しいもの珍しいもの好きの祖母が母に買ってくれたものだったらしい。必需品というわけではなく、本来ならなべで十分作れるものなので、「ゆでたまご器」自体それほど普及はしていないようだ。(そうはいっても、「お取り寄せ」すれば商品はあるので、製造してるってことは、そこそこ需要はあるみたい)
それでなくても私は料理が苦手だったので、せめてゆでたまごくらいはと思って持たせてくれたのだろう。おかげで、とても助かった。
母の度が過ぎた親切といえば、チューリップの刺繍も…
パジャマとか毛糸のパンツやブルマー、その他衣類で後ろ前が子供にはなかなかわかりにくいものには、チューリップの刺繍をしてくれた。私はいつもそれを目印にして着ていたので、大人になった時、まじで困った。今でもパジャマの後ろ前がわからない。
デザインや機能的なことから必然的に前後ろがわかるものは別として、判断しにくいものの場合、たとえばパジャマのズボンは一度横に身頃を揃えてたたんでみないとわからない。ハイネックのセーターはタグがあるけど、それがチクチクして嫌で、取ってしまったらもうわかんないし、ジャージなんかは、紐を結ぶところがあるからわかりそうなもんだけど、それでも時々間違える。
その苦労話を母にしたら、涙を流しながらそりゃあもう大笑い「ごめんね~悪かったね~お腹痛い~」と。「笑うところじゃないよ、あんたのせいだよ」
「最初の子だったからどうしても手をかけすぎた、弟のときにはそんなことをしなかったが、教えたわけでもないのに、自分でちゃんと確認してはくようになっていた。あんたはチューリップの刺繍がないと機嫌が悪いので、ブルマーまで刺繍した」だってさ。
大切に育ててくれてありがとう、でもこんな娘でごめんと思いながら、こんな娘になってしまったのは母にも責任あるかも。
来週末には家電店に行って「ゆでたまご器」を買ってこなければ…
スイッチをいれても動作しない、コードだけが熱を持つので、これはやばくてもう使えない。
結婚するときに母が持たせてくれた「ゆでたまご器」、12年目で壊れて、その後購入した二代目「ゆでたまご器」、壊れた…やはり10年使った。 母の親切というかおせっかいのせいで、私はこの年までなべでゆでたまごをゆでることができないまま。
もの心ついた時から家には「ゆでたまご器」があって、それはステンレス製のフタで、例えれば炊飯器の進化とともに、「ゆでたまご器」のデザインも変わったのではないかと思われる。
炊飯器でご飯を炊き、ゆでたまごは「ゆでたまご器」で作る…それが当然のようにして成長した。
そりゃあ、「ゆでたまご器」は決してゆでてはいないけど、でもそんなツッコミは思いつかなかった。たまごの個数や仕上がり加減に応じて適量の水をいれて、穴にたまごをたてて、加熱する。半熟ゆでたまごだって簡単にできる。スイッチが落ちたらすぐに取り出せばいいだけ。固ゆでにしたかったら、そのまましばらく置いておけばいい。
小学校の調理実習のときに、「なべでゆでたまごを作る」というのがあった。家に帰って「お母さん、ゆでたまごをなべでつくるんだって。どうして?なぜゆでたまご器で作らないの?」と聞いた。
結婚するときに他のいろんな道具と一緒に「ゆでたまご器」があるのを見つけた私は、「これが一番うれしいかも」と言った。母は子供の頃の私に「なぜ、なべでゆたまごを作れるのか」と聞かれて、あの時は返事に困ったと言って笑っていた。新しいもの珍しいもの好きの祖母が母に買ってくれたものだったらしい。必需品というわけではなく、本来ならなべで十分作れるものなので、「ゆでたまご器」自体それほど普及はしていないようだ。(そうはいっても、「お取り寄せ」すれば商品はあるので、製造してるってことは、そこそこ需要はあるみたい)
それでなくても私は料理が苦手だったので、せめてゆでたまごくらいはと思って持たせてくれたのだろう。おかげで、とても助かった。
母の度が過ぎた親切といえば、チューリップの刺繍も…
パジャマとか毛糸のパンツやブルマー、その他衣類で後ろ前が子供にはなかなかわかりにくいものには、チューリップの刺繍をしてくれた。私はいつもそれを目印にして着ていたので、大人になった時、まじで困った。今でもパジャマの後ろ前がわからない。
デザインや機能的なことから必然的に前後ろがわかるものは別として、判断しにくいものの場合、たとえばパジャマのズボンは一度横に身頃を揃えてたたんでみないとわからない。ハイネックのセーターはタグがあるけど、それがチクチクして嫌で、取ってしまったらもうわかんないし、ジャージなんかは、紐を結ぶところがあるからわかりそうなもんだけど、それでも時々間違える。
その苦労話を母にしたら、涙を流しながらそりゃあもう大笑い「ごめんね~悪かったね~お腹痛い~」と。「笑うところじゃないよ、あんたのせいだよ」
「最初の子だったからどうしても手をかけすぎた、弟のときにはそんなことをしなかったが、教えたわけでもないのに、自分でちゃんと確認してはくようになっていた。あんたはチューリップの刺繍がないと機嫌が悪いので、ブルマーまで刺繍した」だってさ。
大切に育ててくれてありがとう、でもこんな娘でごめんと思いながら、こんな娘になってしまったのは母にも責任あるかも。
来週末には家電店に行って「ゆでたまご器」を買ってこなければ…
by notitia
| 2004-06-14 21:49
| 日記みたいなもん